スウェーデン出産育児日記①
※2023年8月5日加筆修正しました
こんにちは
以前書いていた出産育児関連の記事を
リニューアル公開していくことにしました
せっかく書いていたので
記録&記憶用に残したいと思ったのと
微力ながらどなたかの役に立つかなと
という思いからです
それでは
『海外・スウェーデンでの妊娠・出産・育児日記』
スタートです
※(注)記事は 私個人の出産体験の話ですので、スウェーデンではこうと言う話ではありません
また、これからスウェーデンで出産すると言う方にはお勧めしない話が記事後半にありますので、読み進めるかは個人の判断にお任せいたします
まずは前編からスタートです
*
《破水?から始まった出産》
出産(Förlossning*フォーロスニング)は
午前10時頃に始まりました
その時点では
陣痛(Värk*ヴァーク、
Värkarbete*ヴァーク・アルベーテ)
らしき痛みはなし
出産から数年経ち、知識も増えたので
今思うとおそらく高位破水だったのかもしれません
おしるしかも?
とも思いましたが
どちらにしても
すぐにお産が始まるわけではない
と思っていたので
もしかしたら
陣痛が始まるのかもしれないけど
“椅子に座らない”ようだけ心がけて
あとは普段通りに過ごしていました
お昼前からお腹に鈍い痛みのような
何かを感じるようになり
それが痛みなのかどうか分からない程度のもの
だったので
いつも通りにお昼ご飯を食べました
だんだんとその痛みのようなものが
繰り返し来ていると感じ始め
あらかじめダウンロードしておいた陣痛アプリで
計測を始めてみると
なんとなく感じる痛みが
すでに3、4分間隔で来ていることが判明
痛みも短いですが
約30秒間ほど続いていました
これは「陣痛だ!」
と自覚して
午前中から連絡を取り続けていた夫には
同僚さんの後押しで早退してもらい
夫の帰宅後すぐに
BB(産科)に電話を入れてもらいました
そして
夫に状況を説明してもらっている最中
トイレに行こうと立ち上がった瞬間
『バシャーン!!』
と完全に破水しました
日本なら破水したら
すぐに病院へと指示されますよね?
私が今回、電話で言われたのは
「痛みが強いのであれば
いつ病院へ来ても大丈夫ですよ
来る時間は任せます
ただし夜7時までには病院へ来て
入院手続きをして下さい。」
とだけでした
破水しててもすぐに病院へ来させないのは
予想通りでしたので
ちょっとだけ自宅で粘ってみることにしました
その時点で痛みは「イタタタッ!」と
声に出るくらいの結構な痛みにはなっていました
1時間ぐらい待ってみて
我慢できないほどの痛みではなかったのですが
自宅から産科がある病院まで距離もあったので
早めに行くことにしました
BB(産科)に入院
夕方、指定していた産科のある病院に到着
アプリの記録を見ると
この時点で陣痛は約2分〜3分間隔で
痛みの持続時間は50秒前後だったようです
陣痛を自覚した時点で
すでに約4分間隔でしたが
BBの助産師さん(Barnmorska*バーンモシュカ)の電話では
「痛みの持続時間がまだ短い」
と言われていたので
これが少なくとも数時間続くものだと
思っていました
夫に付き添われて
何とか産科病棟のある階に到着
診療日、時間ではなかったようで
人気がほぼなし
妊娠期間中に2回受けた
超音波検査を受けた場所と同じ場所でしたが
どこが分娩などを担当する病棟か分からず
あっちこっち移動
5分ほどさまよって
偶然通りかかった助産師さんに案内されて
無事部屋までたどり着きました
(*事前確認はしっかり行ったほうが良かったですね
また、受付の際には陣痛に耐える中
IDカードの提示が必要になるので
すぐ出せるとこに用意したほうが良かったな
と思いました
私は陣痛に耐えていたので
夫にバッグから出してもらおうとして
モタモタしました)
私が通された部屋は
トイレ・シャワールーム付きの至って普通の病室に
普通の病院ベッドがあるだけでした
日本では
足を開く特別なベッドで出産すると思いますが
出産後に入院する部屋に移動するまで
ずっと同じ部屋でした
話は部屋に入って赤ちゃんの心音を聞く機械(NST) を
お腹に取り付けるところに戻ります
思い出すと
このとき痛みはかなり強くはなっていて
ベルトを巻くのも苦労した思い出があります
15分ほど計測し続けて
担当の助産師さんと看護士さんの2人が
やって来ました
スウェーデン流の
下の名前で軽い自己紹介をしてくれ
何時まで勤務なのかは聞き取れなかったんですが
「勤務時間(夜勤交代時間)までは私たちが担当します」
的なことを言われました
そして
妊娠全期間を通して初めて
助産師さんの手による内診(やっぱりそうよねと言う第一印象でした)
を受けます
「今、子宮口が3センチくらい開いてますね
10センチ全開まで歩いたり
ボールに座ったり
シャワーも浴びたかったら浴びても良いし
(日本では破水してたらダメと聞いていたのでビックリ!)
食べれるなら夕食が出るので食べてね。」
と言われ
歩行器やバランスボール等を用意して頂きました
ところが、2、3分毎に痛みが来るので
せっかく色々用意してくれたんですが
ベッドから降りられず
食事は食べれるうちに絶対食べたほうがいい!
と思って
痛みが引いた合間を狙って
3、4口がんばって食べたところで
それもギブアップ
そこから本格的な陣痛が始まりました
途中、悪寒がして
あったかい湯たんぽみたいなものを
持って来てもらったり
笑気ガス(Lustgas)を使ったりして
痛みに耐え続けていたんですが
「苦しい〜もう限界!」となり
腰に入れる麻酔注射エピドラール(Epidural−blockad)を
お願いしました
お願いしてから
担当の助産師さん来るの遅いなーと
思いながら待つこと数十分
麻酔注射の前に
助産師さんによる2回目の内診をすることに
助産師さんの口から出た言葉は
「あら、もう10センチ開いてるわ。もう生まれるわよ!」
後編へ続きます
1件のコメント
TOMOKO
出産に関しての記事は どれも とても 参考になります!
ありがとうございます!!!