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スウェーデン出産育児日記⑤

※2023年8月23日加筆修正しました

こんにちは

スウェーデン出産育児日記の第5回目です

それではどうぞ!

これまで4回

私のスウェーデンでの出産体験を

お話ししてきましたが

今回は“スウェーデンでの妊娠期間”は

どのようなものだったか

妊娠発覚当時から振り返ってみたいと思います

 

また、出産のために用意した

“スウェーデン版出産バック・陣痛バッグ”

についてもご紹介します

まずは妊娠発覚当時の感想から

《ハローベイビー!》

結婚してしばらく経ち

「子供はいるの?」

というお決まりの質問も飛び交うようになった

昨年のこと

 

「子供はまだもうちょっと先の話かな」

なんて夫婦で話していたんですが

想定より早くコウノトリが

やってきてくれたのでした

 

妊娠を疑い始めた当初は

もちろん半信半疑でしたが

これまで感じたことのないお腹の痛みと

足の付け根に痛みがあり

自分の中では

“これは妊娠している”と

かなりの確信がありました

 

確信した日の翌日

薬局で妊娠検査薬と一緒に

ACOシリーズの葉酸(Forsyra*フォーシーラ)のサプリメントも買いました

 

葉酸については

“妊娠希望の人は

妊活中から葉酸を飲んでた方がいい”

という知識だけはありましたが

“子供は近い将来のいつか”

と思っていたので

まだ葉酸は飲み始めていませんでした

 

そして、自宅に戻り検査薬を試してみると

予想通りうっすら線が!!

でも、まだ線がハッキリとはしていなかったので

数日おいてまた検査薬を使ってみました

 

すると、2回目は前回より早く

そして濃い線が見えてきて

妊娠がほぼ確定的に分かったのです

夫婦2人してびっくりでした!

 

《人生初めての妊婦健診》

日本であれば

この時点で産婦人科に診察に行く人もいますよね

私も早く診察を受けたかったので

早めに予約をと思い

クリニックに電話しました

 

スウェーデンでは

病院の予約は1ヶ月先も普通なので

妊婦健診もすぐ診てもらえないと

思ったのですが

妊婦健診は例外のようでした

 

と言っても

すぐ受診できたわけではなく

推定妊娠6週間目まで数週間待って

初検診に行ってきました

 

人生初の妊婦健診でドキドキしながら行ったのを覚えています

しかし

いろいろ準備して行ったにも関わらず

何をするのかと思えば

 

担当助産師と今後の検診プランを話しただけ」

 

でした!

 

“内診やエコー検査も、もしかしたらある?”

 

と思って準備して行ったのにどちらもなく

正直「私何しに行ったんだろ?」

と拍子抜けしました

 

そのクリニックにはつい先日

無料で受けられる子宮頚がん検診(特に申し込みはしていないけど日時指定の手紙が突然届きました)

に行ったばかりで

担当助産師の方も同じ方でしたので

淡々と話が進みました

 

スウェーデンの妊婦健診は

妊婦1人ずつ担当の助産師さんが1人付き

出産までの検診も出産後1ヶ月頃に行われる面談も

その担当助産師さん1人が受け持ってくれます

 

この30分ほどの初回の面談で

何を話したかと言うと

 

■推定妊娠週間(検診時は6週目でした)

■以後、何週目に検診、エコー検査があるのか説明

■出生前診断の予約、その出生前診断に伴う血液検査の予約、次回予約

 

などでした

 

面談中

私は「尿検査の妊娠検査は?」

と思いましたが

市販の検査薬でもう妊娠が分かっているので

スウェーデンでは妊娠したかどうかは

自己申告でした

 

そもそも初診の予約の電話で

“妊娠検査薬で陽性が出たので”と伝えると

「おめでとうございます!」

と言われましたしね!

 

日本では

胎児の心拍の確認が出来ると初めて

“妊娠確定”になるとか!

出産は日本かスウェーデンか迷いましたが

日本の妊婦健診の方がケアがしっかりしてる

と感じながらも

里帰り出産はせず

スウェーデンでの出産を選びました

 

とは言ったものの

スウェーデンでは

エコー検査は問題がない限り行われないため

妊娠12週目(妊娠4ヶ月目)の出生前診断で受けるエコー検査まで

かなり不安でした

 

毎日不安にかられましたが

エコー検査がある妊娠12週までは

何一つ問題のない妊娠期間を過ごせました

 

そして待ちに待ったエコー検査の日!

検査で陽性と出ても

何かの間違いの可能性もあるだろうし

つわりと思われる症状はありましたが

エコー検査を待つ間でさえ

「なんかの病気でただ食べすぎで太っただけだったらどうしよう。お腹空っぽだったらどうしよう」

と夫に言ってました

 

待合室で待つこと数十分後

助産師さんに呼ばれて診察台に横になり

お腹を見てもらいました

 

ジェルを塗って器具がお腹に触れた瞬間

目の前のモニターに映し出された赤ちゃん

それを見て

「赤ちゃんいた!私、本当に妊娠してた!!」

と涙腺崩壊でした

 

ちっちゃくて

お腹の中でぴょんぴょん跳ねてて

手足をパタパタさせている姿が見えました

 

不思議な感覚でしたね

出生前診断の結果も問題なくて安心しました

 

《つわりと体調の変化》

その後は妊婦健診を月一で受けて

妊娠する前と何も変わらない生活を送りました

 

もちろん身体に起きる変化は

色々とありました

つけていた日記によると

妊娠3、4ヶ月頃は胃がカラだと気持ち悪く

夜中1時だろうが4時だろうが

よく食べていたようです笑

妊娠発覚直後からは

胸の痛みや寒気、睡魔にも悩まされていました

 

あと夜は

トイレに何度も起きるようになりました

これは安定期に入って

一旦は落ち着いたんですが

のちにまた復活します

出産まで毎晩トイレに起きる日々が続きました

 

妊娠5ヶ月ごろになると

楽しみにしていた胎動も

感じるようになりました

 

グニュとかポコっと感じるんですが

最初はそれが胎動かどうか確信が持てず

でも、それがだんだん毎日何回も感じるようになって

「これが胎動かー」

と思いました

 

私の場合

つわりも“食べづわり”で

心配していた気持ち悪さで吐くということも一度もなく

食べ物の匂いも

特に問題なく何でも食べれました

 

一つ言うとするならば

疲労感が常にあったくらいです

料理は食べれても

長時間キッチンに立つのが辛かったり

スーパーの買い物袋を持つのがしんどかったり

する程度でした

 

ですので、妊娠期間中は

身体を休めせながら過ごせば

普段と変わらない生活を送ることができました

 

《2回目のエコー検査とBB−väskan》

妊娠20週には

2回目のエコー検査2回目を受けました

 

スウェーデンでは

出生前診断を受けないなら

この時が最初で最後のエコー検査になります

 

お腹の中の赤ちゃんは

ものすごい大きくなってました

性別もこの時教えて頂きました

 

妊娠7ヶ月に入ると

出産準備も進めていきました

インターネットの情報を参考に出産バッグ『BB−väskan(べーべー・ヴェスカン)』を

ちょっとずつ詰め始めました

 

スウェーデンの出産バッグ(陣痛バッグ)も

日本と大きくは変わらないと思いますが

順調に行けば

入院が2、3泊(帝王切開で出産しても2日後には退院)だけなので

入院バッグと出産バッグを一つのバッグに用意しました

(※早産となった場合、入院が長引く可能性があります)

 

私が用意したもの

スウェーデンで用意した方が良いとされてる物

についてご紹介します

*BB−väskan*
■水のペットボトル(Vattenflaska)
■お菓子(Godis)
■ガム(Tuggummi)
■授乳ブラ(Amnings−BH*アムニングス・ベーホー/Amningslinnen*授乳キャミ)
■母乳パッド(Amningsinlägg)
■※ケアクリーム(Bröstvårtskräm*Purelan*プレローン)
■パジャマ/着心地の良い服(Pyjamas*ピジャマス)
■スリッパ(Tofflor)
■リップクリーム(Läppbalsam)
■ヘアゴム類(Hårband/Hårsnoddar)
■夜用生理用ナプキン(Bindor)
■(※柔らかいトイレットペーパー*Toapapper)
■化粧品類(Sminkgrejer/Necessär)
■歯ブラシと歯磨き粉(Tandborste o tandkräm)
■コンタクト液・メガネ(Linsvätska*Glasögon)
■おむつ(Blöjor)
■お尻拭き(Våtservetter)
■※爪切り(Nagelsax)
■赤ちゃんの服(Bebiskläder)
■おくるみ(Mjuk filt)
■充電器とケーブル(Laddare)
■(お財布 o IDカード*Plånbok)

乳首をケアするケアクリームは

リストにはありましたが

重要性を理解していなかったので持参していませんでした

ケアクリームは絶対要りますね!!

 

赤ちゃん用の爪切りも

“必須”と言う声も聞いていながら

2、3泊だから要らないと判断したら

やはり必要でした

意外と爪が伸びているので

顔を引っ掻くんですね

 

そして、スウェーデン語のどのサイトにも

柔らかいトイレットペーパーが

リストにあったのですが

私の場合、特に必要に感じませんでした

ただ病院によっては

硬い素材のトイレットペーパーの所も多いようなので

スウェーデンの陣痛バッグリストには

必ず入っています

 

産後の入院服も

日本のような妊婦さんが着るパジャマを

着てる方はいなく

普段着(部屋着)の方が多かったです

 

あと、入院中に食べるお菓子・食料など

もっと持っていけば良かったな

と思いました

 

《最後に》

全妊娠期間&出産を通して

何のトラブルもなく

我が子をこの手に抱くことが出来ました

 

出産も早く進んで

笑気ガスのみ使用の自然分娩で

大変親思いな子を授かったなと思います

その後の育児は話が別ですが(o_o)!!!

 

毎日、早寝早起きで

寝不足に悩まされながらも

育児に挑んでいます

今後も様子を見ながら

記事を更新していきたいと思います

いかがでしたか?

最後までお読みくださり

ありがとうございました

 

次回は

スウェーデン出産育児日記⑥

お届けします

Hej! och varmt välkommen till min blogg! Jag är från Japan och bor i Sverige. Just nu brinner jag för träning svenska språket och hälsa!

4件のコメント

  • TOMOKO

    はじめまして!こんにちわ!
    2019年10月に、スウェーデン人パートナーとのビザが下り、最近、こちらに移住してきました!
    そして このスウェーデン新聞の記事がとても参考になっています。ありがとうございます!
    ネットから見つけた スウェーデン関連記事でしたが、日本に居た頃から 拝見させて頂いています!
    私も、3月には出産を控えており、身内も分娩の手伝いなどで、渡瑞(典)予定がありません。なので、usaさんと同じ状況に置かれる私にとっては、イメージしやすい描写の分娩内容や健診風景、その他の入院に関わることがよく理解できる内容となっていて、ありがたく思っています。
    そして、何より出産ブログもそうですが、色々な情報が、見聞きしてきた日本の情報とは違うものも多いので 、楽しみながら何度も読み返している日々です。
    今後も私のような、ビザ待ち、移住予定の方々に素晴らしい記事を無理のない範囲で、書いていただけたらと思っています。

    • Usa

      TOMOKOさん、こんにちは!コメントありがとうございます!
      こちらへのお引越しお疲れ様です。そして、もうすぐご出産なんですね(°´ ˘ `°)おめでとうございます♡
      わぁー今まさに胎動感じられているんでしょうね!懐かしいです!
      私はご存知の通り、育児に追われてなかなか記事を書く時間が取れないでいます。途中までは書けてるんですが?
      コメントとても嬉しいです!出産・育児関連の話ももっと書いてみたいと思います(*´∀`)
      初めてのことばかりで不安なこともありますよね。体調はいかがですか?無理せず妊娠期間楽しんでくださいね!

  • もみじ

    はじめまして。スウェーデン人のパートナーと結婚し、一年半ほど前からこちらへ移住して来ました。
    今年の10月に出産を控えており、二人目ではありますが、スウェーデンでの出産事情が分からず検索してこちらのブログへ辿り着きました。
    入院中の流れ、バッグの中身なども細かく記載されているので助かりました。ありがとうございます。

    • Usa

      もみじさん、初めまして!
      お二人目出産予定なんですね!!おめでとうございます😇スウェーデンでも場所によって異なる対応があるみたいですが、私個人の一経験が参考になれば嬉しいです!
      余談ですが、私は入院中ずっと病院の白い患者服着てました😅長パジャマ持って行ったんですが、着替える心の余裕がなかったです。が、周りのお母さんは皆部屋着でした!参考までに😉✨

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