
【Kulturkrock11選】スウェーデンのびっくり&カルチャーショックな話
これが本当のカルチャーショック?
こんにちは。
スウェーデンに住んでみると日本と違った文化、習慣に驚かされることが多々あります。
カルチャーショックはスウェーデン語では『kulturkrock(クルトゥール・クロック)』と言います。
今回は筆者が体験した“Kulturkrockな話”からちょっとだけびっくりな話も含めお話ししていきたいと思います。
では、早速一つ目は
1.玄関はないけれど靴は脱ぐスウェーデンの家
スウェーデンは日本と同じく、家に上がるときは靴を脱ぎます。
これは濡れた靴で家の中が汚れないためなんだとか。特に雪がある冬の期間は靴についた雪で家の中濡れますからね。
ただ日本のように小上がり風にはなっていないので、玄関マットが敷いているだけです。
IKEAなどで靴置きやシューズボックスが売っているので、それで靴を整理しています。
室内履き(Inneskor:インネスキュー)も寒いときは部屋で使いますよ。
2.移民大国スウェーデン、いろんな国・人種の人がいる
北欧スウェーデン人と言えば、“金髪に青い目”と思う方も多いですよね。
まず“スウェーデン人”をどう定義するかにもよると思いますが、“先祖代々スウェーデン人”と言う人は、ほぼ100%青い目をしていますが、大人で明るい金髪の人は実はけっこう少数派です。
子供の頃は色素が少ないので髪の色が白っぽい金髪なんですが、成長とともにメラニン色素が増えるので金髪ではなくなります。
黒でも茶色でもない髪色は“Mörkt hår(ムークト ホー*ダークヘア)”と呼ばれます。大人はこのダークヘアの方が多い印象です。
そして、“その他のスウェーデン人”は出自は様々で、スウェーデン国籍を持つ移民出身の方、スウェーデン国籍は持たない移民の方、中東・アフリカなどからの難民など、色んな国の人たちがスウェーデンにはいます。
中東の方は子沢山なので、数百年後には『金髪に青い目の北欧スウェーデン』は『中東人の国』になる可能性も想定できる…そんな現実もあったりします。
3.パパとベビーカー
スウェーデンではパパもしっかり育児休暇を取って育児に参加しますので、ママがお仕事中の時はパパがベビーカーを押して散歩している姿を普通に見かけます。
日本ならママ友同士がベビーカーを押してお買い物やランチ、お茶をする姿を見ますが、スウェーデンではパパ友が子供と一緒にお出かけする姿も見られます。
4.スウェーデンの夏の雨は通り雨
スウェーデンの天候は冬は曇りや雨が多いですが、夏も雨が多く、そして夏の雨は降り始めても『だいたい2分』ほどで降り止みます。
空を見ると雨雲が近づいて来るのが分かるので、雨がもうすぐ降り始めるのは察知できるんですが、スウェーデンは小さい雨雲が多いのでしょうかね。
さーっと雨が降ってさっと降り止む通り雨が多いです。
スウェーデンの夏は、ほぼ毎日こんなお天気です。ですので、傘があまり使える場面がないんですよね。雨が降ってもちょっと待てばすぐお出かけできますよ。
5.ゴミ箱はキッチンシンクの下だけ
日本の家だと、各部屋にゴミ箱ってありますよね。
スウェーデンではゴミはキッチンのシンク下のゴミ箱に全て捨てます。シンク下の扉を開けると小分けできるようにゴミ箱が分けられていて、〈生活ごみ、プラスチックごみ、紙ごみ、生ごみ、缶など金属ごみ、色なし瓶、色付き瓶〉と言った具合に分別します。
あと、Pantに出せるペットボトルも貯めておきます。[参考記事:お金が戻ってくる!スウェーデンのリサイクル【Pant‼︎】]
6.自宅に家族・友人を招待したら家の中すべて見せます!
スウェーデンの方はお家のインテリアなどを見て回るのが好きなので、家に初めて来た人たちは、まず家の中に入ったら居間からキッチン、バスルーム・トイレ、夫婦の寝室まですべて見て回ります。
寝室まで覗かれるなんて初めはカルチャーショックでしたね。
そして、家に招き入れたなら友人が何しようが自由です。一緒に食事をするとしたら、フォーク・ナイフの引き出しも勝手に開けますし、電子レンジも自由に使われます。
日本では「フォークとかどこにあるの?」とか「電子レンジ使ってもいい?」と事前に聞いたり、断りを入れたりしますが、それが一切ありません!
ゴミ箱も同様で、ゴミがあったら断りもなくシンク下の扉を開けて普通に捨てます。これには毎度驚かされますね。ちなみにデンマーク人も断りなく扉を開けてゴミを捨てていました。
7.お年寄りの恋人
日本では、高齢になって配偶者が亡くなったら老後は一人で過ごすのが普通ですよね。
スウェーデンでは違います。高齢の方は町のコミュニティに参加したりして顔見知りも多いので、葬儀などが終わった数ヶ月後には恋人を作ります。
筆者も、知り合いの高齢のご夫婦の奥様が亡くなられて3ヶ月ほど経った頃に旦那さんにお会いしたら「彼女だよ」と新しい女性を紹介されました。これには驚きでしたね。
先に伴侶に先立たれた同士、支え合って暮らすのがスウェーデン流のようです。
8.誕生日パーティーは招待されるもの
スウェーデンでは、誕生日パーティーは誕生日の本人から招待されるもの。お誕生日の人、子供ならその両親が自宅に家族・友人を招いてパーティーを開きます。
スウェーデン語でパーティーは『Fest(フェスト)、Kalas(カロース)』と言い、誕生日パーティーは『Födelsedagskalas(フェーデルセーダグスカロース)』と言います。スウェーデンの子供たちはクラスの同性の友達全員を自宅に招待してFödelsedagskalasを楽しみます。
9.スウェーデンの冬もみかん
日本の冬と言えば、みかんですよね!実はスウェーデンの冬もミカンを食べるんです。
スウェーデン語で『Clementin(クレメンティン)』と言い、自宅の一番冷えている場所にミカンを保管しておくところも日本と同じで、かなり親近感湧きます。
厳密に言うと、別種類の果物なのだそうですが、見た目も味も一緒で、たまに美味しくないハズレがあるのも同じです。クリスマスのパーティーの時にも食べられますね。
10.スウェーデンにも花粉症がある
花粉症って日本の国民病だと思っていましたが、スウェーデンにも花粉症があるんです。ヒノキやスギ花粉はほとんどありませんが、シラカンバ(白樺)花粉症が多いようです。こちらは5月ぐらいがピークです。
そしては現在は例年になくヘーゼルナッツの花粉が飛び交っていますね。
[参考記事:警告!2019年は過去最高の花粉飛散!]
11.スウェーデンの自転車&自転車専用道路
スウェーデンの自転車の乗り方にはある特徴があります。それはサドルが日本のものより高いことです。
スウェーデンでは自転車のペダルを漕ぐ時に足をまっすぐ伸ばして漕ぐので、サドルが高く、足も地面に着くか着かないかぐらいの高さで乗ります。
ブレーキもハンドルに付いているのは予備で通常のブレーキはペダルに付いてます。ペダルを逆回転させるとブレーキをかける事ができます。
最初は慣れるまで苦労しますが、これが一度慣れてしまうと日本の乗り方が逆に姿勢悪くて漕ぎづらくなります。
そして、自転車に乗っているときに曲がる時は曲がる側の腕を横に伸ばして、周囲に「左折・右折しますよ」と合図を送るのもスウェーデン流ですね。これも慣れるまでちょっと抵抗ありましたね。
また、スウェーデンの道路には自転車専用道路があるところがあります。道路の端に点線があり、歩道の間の狭い空間を走行します。
筆者は未だ道路の端を走行するのが怖いので、専用道路をがない道をあえて選んで走ってます。
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いかがでしたか?
全く異なる国、文化でも、全然違うところもあれば似ているところもあるスウェーデンなのでした。
いつもご愛読いただきありがとうございます꒰*´∀`*꒱
Photo by Pixabay

