薬を買うならココ!『ApoteketとMedlem』
※2021年8月24日 加筆・修正しました。
スウェーデンの薬局 “Apotek”
こんにちは、Usaです。
日本各地には数え切れないほど、いろいろな名前のドラッグストアがありますよね。
“◯◯薬局”と言う名前のお店から、“◯◯◯ドラッグストア”、はたまた名前を聞いただけでドラックストアだと分かる店もありますね。
薬局は私たちの生活に欠かすことのできないお店の一つです。
スウェーデンでは薬局に行くとなると、至る所で見かける言葉があります。
それが『Apotek(アポテック)』です。
Apotek?Apoteket?
『Apotek(アポテック)』は日本語で“薬局”という意味になります。
早速ですが、タイトルの『Apoteket(アポテーケット)』と綴りが違うのでは?と気づかれた方、いらっしゃいますよね?
これは英語に冠詞“ a /an, the ”があるようにスウェーデン語にも冠詞があり、英語で言うスウェーデン語の“ the ”は単語の後ろにつきます。
英語の『A pharmacy(薬局)』はスウェーデン語で『Ett apotek』、『The pharmacy』は『Apoteket』といった具合に変化します。
多種多様なスウェーデンのApotek
それでは、代表的なスウェーデンの薬局をいくつかご紹介しましょう。
名前は似ているのですが、全く経営の違うお店になります。
◇Apoteket(アポテーケット)
国営の薬局でしたが、2009年に民営化されました。スウェーデンの薬局代表とも言えるお店です。自社ブランド製品があります。
◇Apotek♡(Apotek Hjärtat:アポテーク・ヤータット) またはApotek♡ICA
日本語訳すると『ハート薬局 』と言った感じですね。スウェーデンのスーパーマーケット【ICA*イカ】店内に入っている『Apotek♡ ICA』薬局もあります。ハートマークがついたオリ ジナル商品があります。
◇王冠がついたAPOTEK(Kronans Apotek:クローナンス・アポテック)
日本語だと『王冠薬局』と言ったところでしょうか。こちらの店舗にも自社ブランド商品があります。
代表的な薬局だと上記の三つになるかと思います。
その他にも《Apoteksgruppen(アポテックス・グルッペン)》、《LloydsApotek(ロイズ・アポテック)》などの薬局があります。
自社ブランド製品は若干お安めに購入できます。
また、どの薬局でも売られている共通の薬局ブランド製品に『ACO(アーコ)』と言う商品があります。
リップクリーム、洗顔フォーム、シャンプー、コンディショナー(瑞語で“Balsam”)、ボディーソープ(英語では“Shower gel”、瑞語では“Duschtvål”)、基礎化粧品、サプリメントなど何でもあります。
スウェーデン薬局オリジナルなので、お土産にも良いかもしれませんね。
※瑞語:スウェーデン語
欧州の言葉は似ている?マークもそっくりな理由
欧州の言語はラテン語から派生しているので、会話は聞き取れなくても文字で見ると綴りが似ているため、大体の話の内容が分かると言う現象が起きます。便利ですよね。
(話をちょっと脱線しますと、こう言った現象やデンマーク語、ノルウェー語も理解するスウェーデンの方から筆者が日本人なので「中国語話せる?」と聞いてくる方もいらっしゃいます。)
さて。欧州に旅行に行くと、Apotekと似た名前の薬局を見かけます。
お隣デンマークだと同じ“Apotek”、ドイツでは“Apotheke” 、ベルギーでは“Apoteek”と言うようです。
Apoteketのシンボルマークと言えば、店舗の写真にも写っている“緑色のよく分からないマーク”なんですが、こちらは西洋では薬学を意味するマークなのだそうです。
ギリシャ神話の女神ヒュギエイアが持っていたとされる《ヒュギエイアの杯 》がモチーフなのだそう。
薬湯が入った杯はなんとなく見て分かりますね。
くるっとした杖のような形のものはなんと“蛇”だそうです。蛇は脱皮をすることから“再生、治る”と言うイメージが昔はあったようです。
モチーフとなった『ヒュギエイアの杯』がこちらの絵になります。
( 出典:Pixabay )
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