【監禁事件】両親に監禁され育ったスウェーデン人5人兄弟の1年
昨年の夏、スウェーデン南部スコーネ県のYstad(イースタッド)地区の港町Österlenで、スウェーデン人の実の両親に監禁されていたスウェーデンの5人の子供が保護される事件があった。
保護された子供は4歳から18歳までで、非常に不衛生で汚れた家の中で生活し、一度も学校には通わされずに暮らしていた。
5人はいずれもスウェーデンの病院で出生しているが、スウェーデンでの居住手続きがされていなかったため、スウェーデンの自治体も子供たちの存在を把握出来ていなかった。
5人の子供は両親が生粋のスウェーデン人にも関わらず、スウェーデン語を話すことが出来ず、英語を話すと言う。
一家の実権を握っていたと思われる5人の子供の母親の主張によると、子供達はアメリカのホームスクーリングを受けていたとしている。
保護された当時、子供達は同世代の子供達と比べ筋力がなく、足腰が弱かったと言う。
幼い子らは靴紐が結べず、鞄の開け方も知らず、トイレも出来ない、シャワーの浴び方も知らない、バナナも剥けず食べ方も分からないなど、誰もが出来る普通のことが一切出来なかったと言う。
5人は両親から一旦離されたが、18歳の長男は成人しているため本人の意思を尊重するとして、両親の元に戻った。下の4人の弟・妹らは自治体の保護下に置かれ療育されることになったが、16歳の長女が彼らの母親と同じ振る舞いを下の妹、弟に取るため、別々に生活することになった
保護された4人の子供達は約1年経ち、ほぼ通常の子供のように戻ってきていると言う。
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