スウェーデンの高校卒業式【Studenten】

※2025年3月9日加筆・修正しました。

社会人デビューのスウェーデンの高校卒業式

こんにちは。

5月も残りわずかですね٩(ˊωˋ*)و スウェーデンでは今週末26日(日)が“母の日”なので、週末は家族でお食事する家庭が多いことでしょう！

さて、6月に入ればスウェーデンの子供達も夏休みに入ります。そして18歳の子たちと言えば！ついに高校を卒業します！

晴れて大人の仲間入りをする記念の高校の卒業式、日本とはまったく違う祝い方をするので、今回はスウェーデンの卒業式についてご紹介していきたいと思います！

高校の卒業式『Studenten』

高校の卒業式は『Stedenten(スチューデンテン)』と言います。

スウェーデンでは、18歳で成人し無事教育を終了したら社会人デビューになるので、いわば高校の卒業式は“日本の成人式のようなもの”！そのため盛大にお祝いします！

5月に入ると、スーパーなどで卒業式グッズがお目見えしていました！スウェーデンの卒業式といえば、この兵隊さんがかぶるような帽子、そして男子はスーツ、女子は白いドレスを着て式に出ます。

そして、卒業生たちは家族や友人らからこの可愛らしいぬいぐるみを贈られて何個も首から下げます。そのまま式の後のパレードで街を練り歩くんです。

ここで、簡単にスウェーデンの日本ともアメリカとも違う義務教育システムのご紹介をします。

スウェーデンでは、6歳から16歳までが義務教育です。一年の始まりの秋学期が8月中旬に始まり、日本でいう年長さんから義務教育開始になるので、義務教育は10年間になります。

学年は同じ年の1月から12月生まれの子供が同級生で、秋学期(Höstterminen)が8月中旬過ぎからクリスマス休暇の12月まで、春学期(Vårterminen)が1月から6月初旬までとなります。

義務教育終了後は、ほとんどの子供がスウェーデンの高校『Gymnasitet(ジムナーシエット)』に進学します。みんな同じ地域の高校に進学するため入学試験はありません。

学校の一覧はこちら⇓

高校は19歳になる年の6月に卒業するので日本と同じですが、高校は“19歳まで”と数えるようです。そして、高校卒業後ですが、日本のように高校を卒業したらすぐに大学に入学するということは少ないようですね。

では、来月に行われる高校の卒業式“スチューデンテン”で何をするのかご紹介していきます(*ﾟ▽ﾟ*)

Studentenは毎年6月の1週目(または2週目)の平日に行われるのですが、地域によって日にちは変わり、今年は6月5日(水)、6月7日(金)に行われるところが多いみたいです。

学校の建物内で行われる式が終わった後がスチューデンテン本番です٩(ˊᗜˋ*)و

家族や友人らが外で彼らが出てくるのを待っていて、クラスごとお披露目されます。クラッカーや大砲型のクラッカーもありで、卒業生たちは超ハイテンションです！泣いてる子なんていません。そこが日本の卒業式とは違いますよね！

全部のクラスが紹介終わったら、パレードが始まります。まずは、卒業生たちが子供の頃のイチオシの写真をパネルに印刷したもの(studentskylt)1人一つずつ持って、街を練り歩きます！

スウェーデンでは18歳から飲酒出来るので、ライトビールの酒瓶を持って歩いている子たちなんかもいますよ。

完全にお祭りですよね！日本と全然雰囲気が違います。日本だと友達との別れもあったりして、しんみりした空気もありますが、スウェーデンの18歳たちにはまったくそんな素ぶりありません(^◇^;)

パレードの次は、クラスごとトラックに乗ってさらに遠くまでパレードします！パレードの様子はご覧の写真の通りですね！

何台もトラックが行き交うので、その時間の学校付近の車の運転は控えることをオススメします。運行を休めないバスなんかは事故スレスレで行き交ってましたよ！

パレードが終わった後は、それぞれの家で親戚、友人を招いてお祝いのパーティーを開きます。卒業生たちには笑顔しかないとても素敵な日がこのスチューデンテンなのです！

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以上、スウェーデンの高校の卒業式『Studenten』のご紹介でした(*’▽’*)

最後までお読みくださりありがとうございます！よければ他の記事も覗いてみてくださいね(°´ ˘ `°)/