
全国のスウェーデン人大集合!激安ショップ【Ullared*ウラレッド】
テレビ番組でもお馴染みの『Ullared』
こんにちは。
今回はスウェーデン人に大人気の“あるところ”を訪れたので、そのレビューを書いていきたいと思います。その場所とはズバリ!
『Ullared(ウラレッド)』です。
リアリティーショーのテレビ番組『Ullared』としても名高いこちらの激安ショップ。
こちらのお店で買い物するお客さんに密着するこのTV番組は、2009年11月から放送が開始されて、今年(2019年)でなんと10年目!
今もなお、シーズン10がKanal5(カノル・フェム*チャンネル5)で放送中です。
スウェーデン人の友人らに勧められて、まずはそのテレビ番組を視聴してみました。またスウェーデン人ユーチューバーもウラレッドに行って買った商品をレビューしていて、そちらの動画も見てから休みを利用して初ウラレッドにお買い物しに行ってきました!
『Ullared』は街の名前!
この激安ショップは、スウェーデン南部Halland(ハランド)県の小さな町ウラレッド町にあります。店の名前は正式には『Gekås(ゲェーコス)』と言うのですが、街の名前から取って通称『ウラレッド』と呼ばれています。
テレビ番組も“ウラレッド”なので、スウェーデンでは“ウラレッド”で通ってます。この激安ショップ、何がそんなに人気かというとその品揃えと安さ!!
日本のドン◯・ホーテみたいな感じでしょうか?それにプラス、ホームセンターとスーパーマーケットが合体したようなお店です。
お店の駐車場には1000台はあろうかと思われる車と、少し離れたところにはキャンピングカー用の駐車場もあり、そちらからのお客さんは徒歩でお店まで向かいます。私たちが行った日も、何十台ものキャンピングカーが停まっていました。
遠方からもわざわざ、このウラレッドのためにスウェーデン人たちが大集結するようです。
そして番組をちょっと見ただけでなんの下調べもせずにお店に行った結果、お店に入る前から少し戸惑います。
まず、駐車場のその広さと行ったら!!
どこから駐車場に入れば良いのか分からず、とりあえず入ったところは立体駐車場で、そこからどうやって入り口近くの駐車場に行けば良いか分からずで、結局ちょっと遠目のところに車を停めました。
それゆえ、そこからだとお店が見えなく
「で?お店はどこなの?」と最初なりました。
感覚的に言うと一つのショッピングモール全体が“一つのウラレッド”と言う感じです。
入り口と出口は分かれており、外置きのショッピンングカートを押して奥の方にある入店口に向かいます。そして、ここで第2の戸惑いに出くわします。
それはショッピングカートの利用方法!
ウラレッドでは、ショッピングカートの利用に《10クローナ硬貨》が必要ですので、あらかじめ準備していくことをお勧めします(※利用後は返金されます)
スウェーデンにあるいくつかのスーパーで同じような硬貨かプラスチックのコインを入れてカギを開けるこのショッピングカート。
何も知らずにウラレッドに行ったわけですが、声をかけた優しいおばさまに手持ちの硬貨をなんとか10クローナ分揃えて両替して頂きました。
小銭はやっぱり普段から持っていたほうが良いかもしれませんね!〔参考記事:スウェーデン旅行に両替は必要?〕
こちらはウラレッドの駐車場の写真です。午前中に来ないと、駐車場の空きスペース探しに苦労しそうです。
この写真の反対側にウラレッドがあります。右側には家電量販店やアウトレットもありました。今回はそちらはお預けです。
さて、入り口に入るとスーパーにあるような普通の買い物かごがあるので、それを1つ必要であれば3個は取りましょう!ショッピングカートの網が大きめなので小さい商品が落ちる可能性があり、細かい商品は買い物カゴに入れます。
またカート下の隙間にも買い物カゴに入れた商品を収納できます。と言う買い物カゴを手にする常連さんらを入り口で見かけていて、店内を進むうちにその様子を見て気付きました。
私たちはそんな買い物しないから大丈夫!と思ったんですが、やっぱり必要でしたね!!
品数の多さと価格に圧倒!
ついにウラレッドに入店しました!ぞろぞろみんなカートを押して入店する様子は、まるでアミューズメントパークの入場のようでした!
入るとすぐ目に入るのは商品の山!!
訪れた日がもうすぐ卒業式(Studenten)だったのでお祝いのグッズが大量にワゴンに入っていたり、さらに進むとあらゆるメーカーのシャンプーなどの生活用品が陳列されていて、とにかくすごい人でした。
ゆっくり見ていこうと思っていたのですが、みんな次々とカゴに商品を入れていて圧倒されます。それを見て、買い物モードに火がつきました!
だって、どの商品も普段買う価格より安いんですよ!!買い置きの物なら安く大量に買っておくのが経済的ですよね!
そして、とにかく人!人!人!
みんな大型のショッピングカートと共に移動するので、ぶつからないように、またぶつけないようにゆっくり気をつけながらの移動でした。
そのため、あまり店内の写真は撮れてません。とにかく商品は見たいけれど、周りに気を配りながら見てたので、写真を撮るよりは買い物に集中でした!
ウラレッドに売られているのは
『季節商品、洗剤類、シャンプー類、化粧品、基礎化粧品、衣料品、靴、子供服、ベビー商品、おもちゃ、書籍、家電、キッチン用品、園芸用品、食料品、飲料品、インテリア、寝具類』など
ここ以上に何でも取り揃えているお店はないかも!と思わせるほどでした!口で説明するより、実際に目で見たほうが良さそうです!
スウェーデン中のスウェーデン人がウラレッドにやって来るので、スウェーデンにお住いの方は是非!一見の価値ありです!
では、次にどんな感じで安く買えるのか、一部例をご紹介します。
写真は、スウェーデンでも人気がある『ミッフィー』のぬいぐるみです。
『ミッフィー』と言えば、ミッフィーカラーのオレンジ・黄色・青なんかが日本では定番ですが、スウェーデンには白やパステルピンク、グレー色のミッフィーちゃんがいます。
『ミッフィーのぬいぐるみ・白 XXLサイズ』は、筆者調べで通常購入“599クローナ(日本円で約6800円)”ほど。
それがウラレッドでは“399クローナ(約4500円)”と2300円も安く購入できます!
『ミッフィーXLサイズのぬいぐるみ・白』も通常で購入すると“449クローナ(約5700円)”、それが“299クローナ(約3400円)”で売られています。こちらも2300円安です。
なんでも売っているこのウラレッド、もし欲しいものがちょっとお値段が張って購入を悩んでたものだったら?もちろんここでは買えちゃいますよね!
ウラレッドには結局3時間くらいいたと思います。そんなにいたのに広すぎて、全部は見きれませんでした。また、人が多すぎてあとで見に戻ろうと言うこともできず、カートもいっぱいになったところでお会計に並びました。
駐車場に車1000台以上と言うことは来客数も数千人単位なので、レジも沢山ありました。みんなカートに大量に商品入れてますね。
写真に主に写っているのはクレジットカード払い専用のレジレーン(黄色)で、写真奥の青いところは現金払いもできるレーンが続いています。さらにその奥にもクレジット専用レーンがあるようです。一体何台レジがあるんでしょうか?
あまり予備知識なく行ったおかげで「何これ?これも欲しい!あれも欲しい!」とお買い物中はアドレナリン出っぱなしで思う存分ウラレッドを堪能できました!
今回は行きませんでしたが、おそらくは別の棟にレストランとかもあるようですね!
そしてウラレッドから帰宅です。そんなに買う予定ではなかったのに一番大きい袋にパンパン!
まったく買う予定じゃなかったフライパンと鍋と電気ケトルも入ってるので当然ですかね(^◇^;) あと、この袋以外にも小さい袋2袋分も買ってます。
それでは最後に今回、購入したものをちょっとだけご紹介します!かなりお得に購入できて大満足な品です!
こちらのよだれかけ4枚とひざ掛けくらいの毛布を購入しました。日本ではここ最近、よだれかけを『スタイ』と呼ぶみたいですが、実はこの“スタイ”と言う言葉はスウェーデンのベビー商品メーカーBabybjörn(ベイビービョーン)社から販売されたよだれかけの日本での商品名だそう。
なので、スウェーデンでも同じ商品は売っていますが、名前は“スタイ”ではないんですよね。日本では商品名の『スタイ(Sty)』が“よだれかけ”と言う意味で広がったようです。ちなみにスウェーデン語でよだれかけは『Haklapp (ホークラップ)』と言います。
今回購入したのはよだれかけ3枚セットのもの。ネットで購入すると169クローナ(約1920円)するみたいですが、80クローナ(約910円)で購入出来ました!
愛らしいゾウさん柄の毛布(Flit:フィルト)は30クローナ(約340円)です!!ウラレッドでの買い物はかなり楽しかったです。
そして、こちらの車のナンバープレートのようなものは、スウェーデンではベビーカーに付けるのに大人気な商品です。見た目は本物のナンバープレートにそっくりで、ベビーカーサイズ。
スウェーデンの国旗は本物にはついていませんが(本物には星のEUマーク)、ナンバーのところには赤ちゃんの名前を入れるのがお決まりになっています。
実は昨日、早速散歩中にこのプレートをつけた“ANAKIN”くんを見かけました。ママパパはスターウォーズの大ファンのようですね!
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いかがでしたか?
激安ショップ『Ullared』のご紹介でしたが、店内の写真がないのは逆に良かったかもしれません。ウラレッドの大きさをぜひ体験しに行ってみてくださいね!
最後までお読みくださりありがとうございます。
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Photo by Gaisjonke [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

