Melfestと国際化するスウェーデン【移民&海外養子事情】
今年のメロディーフェスの司会者も多才揃い
今年のコンテスト出場者は28組39名で、見た目がスウェーデン人と変わらないフィンランド人の歌手とポーランド出身の歌手もいますが、彼らも含めて外国に出自がある方は筆者調べで13名ほどいらっしゃいました。
その一部の方々をご紹介します。Wikipediaのリンクをつけているので、そちらで写真等ご覧ください。
- John Lundvik
今年の優勝者がまずイギリス生まれのアフリカ系男性でした。ロンドンで生まれた彼はイギリス在住のスウェーデン夫婦の元に生後1週間で養子になったとのこと。6歳の時にスウェーデンに移住したそうです。なのでスウェーデン語も完璧に話しますね。 - Bishara Morad
総合2位だった16歳のこの男の子はシリア人。インスタグラムに歌っている動画をUPしたところ、今回のコンテスト出場につながったのだそう!まさにドリームストーリーですね! - Jon Henrik Mario Fjällgren
彼はコロンビア生まれで、スウェーデンの先住民族サーミ族に養子になった男性です。彼は生まれてすぐはコロンビアのインド村で育ったのだそうです。いろんな経緯を経てスウェーデンに来られたんですね。 - Margaret
彼女はポーランド人歌手です。育ちもポーランドのようで昨年もメロディーフェスに出ていますが、スウェーデン語ではなく英語で会話してます。 - Arja Saijonmaa
フィンランド人らしい名前の綴り(母音の“a”が2個並んでる)の彼女は、フィンランドのメロディーフェスにも出場経験がありながら、スウェーデンのメロディーフェスの出場が今回で3回目だそうです。ポーランド人のMargaretもそうなんですが、なぜ自分の国でコンテストに出ないのかといつも思います。
移民がスウェーデンで生き抜く方法
と言った感じで、スウェーデンの社会には移民や海外養子の方が社会に溶け込んでいます。血筋や民族を気にしないのは日本人的思考とは全く違いますね。そう言うところは見習うべき意識と言えそうです。
メロディーフェスと通して誰にでもチャンスがあって、どんな人にも居場所を与えてくれる多様性に富んだスウェーデンを垣間見た気がします。
以上、スウェーデンの移民・養子事情を含めたメロディーフェスの裏話でした。
経緯がどうであれ、実力を認めてくれる、移民の筆者にも勇気をもらった今年のメロディーフェスでした。
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Photo by AnnCatrin Blyckerts [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons
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