Melfestと国際化するスウェーデン【移民&海外養子事情】
多国籍・多民族国家のスウェーデン
先週土曜日9日は、Melodifestivalen*(Melfest)のファイナルでした。優勝したのはJohn Lundvik!
各国審査も電話投票も圧勝のパーフォマンスでしたね。彼が5月に行われる歌のW杯のようなソングコンテスト『Eurovision song contest 2019』のスウェーデン代表として出場します。
そして今年のMelfestでも実感しましたが、スウェーデンって本当に多国籍!
ヨーロッパ、アフリカ、中東などからの移民の方も多いし、小さい頃に海外養子縁組でスウェーデンに来て、大人になってスウェーデンで仕事もして、“ごく普通のスウェーデン人”として生活している方が大勢いらっしゃいます。
現在もスウェーデンは海外養子縁組が盛んで、外国生まれの子供はどこでも見かけます
スウェーデン人ファミリーの中に一人、アジアの子供やアフリカの子供が普通にいますね。アフリカからの子供も見かけますが、インド、韓国からが多いように思います。
今回は、今年のメロディーフェスを例にスウェーデンがどれだけ多国籍か見てみたいと思います。
メロディーフェスの司会者も多才揃い
まずメロディーフェスは司会者も毎年注目されます。
コンテストの歌手以外にも彼らが歌ったり踊ったりパフォーマンスを披露するので、歌えないと司会に選ばれないんですね。過去に出場経験のある歌手の方が司会と言うこともよくあります。今年も司会のエリックがそうですね。
今年選ばれた4名の司会者も本当に才能豊か!お一人ずつ簡単に紹介していきます。
- Eric Saade(写真左端男性)
シンガーソングライター・ダンサーのエリックはスウェーデン生まれで、母親がスウェーデン人、父親がレバノン生まれのパレスチナ人だそうです。 - Kodjo Akolor(写真右端男性)
ご両親がガーナ出身で彼はスウェーデン育ちだそうです。ラジオ・テレビでも司会業をこなす芸人さんです。 - Marika Carlsson(写真右側の女性)
エチオピア出身の芸人の方です。彼女が2歳の時にスウェーデン人夫婦の元に養子となったそうです。 - Sarah Dawn Finer(写真左側の女性)
彼女が唯一のスウェーデン人っぽい風貌なのでそうだろうと思ったら、ご両親はイギリスとアメリカの方だそうで、生まれと育ちがスウェーデンだそうです。歌手と女優業をしています。
スウェーデンのコンテストで、一人として司会に生粋のスウェーデン人がいらっしゃないことに驚いた次第です。この国籍や見た目で選ばないところがスウェーデンの良さですよね。
それでは今年の出場歌手についても簡単にご紹介していきます。
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