もう牛乳を飲んでお腹壊さないかも⁉︎『ラクトースの話』
『ラクトース』って一体何?
こんにちは、Usaです。
『ラクトース(Lactose)』と言う言葉はまだ日本では馴染みのない言葉かもしれませんね。
日本語で言うと『乳糖』と言う意味で「“乳糖”と言う言葉なら聞いたことがある!」と言う方は多いかと思いますが、「でもそれって一体何なの?」と思う人が大半ではないでしょうか。
『乳糖』は読んで字のごとく、“哺乳動物の乳に含まれる糖分”なので、牛の乳である牛乳に含まれているのです。
当然人間の赤ちゃんが飲む母乳にも含まれています。
乳糖は赤ちゃんが摂る分には何ら問題がないのですが、実はこの「ラクトース“乳糖”」は成長すると身体の中で分解できなくなって来るんだそうです。
牛乳を飲んでお腹を壊す理由
( 出典:Suzy Hazelwood )
「牛乳飲むとお腹を壊す」と言う人は結構多いですよね。
この症状を『乳糖不耐症』と言います。
筆者も症状は重くないですが、そんな一人です。スウェーデンに来てからは、乳糖が抜かれている『ラクトースフリーの牛乳』を飲んでいます。
欧米ではこのラクトースフリーの乳製品が数多く揃っています。
ラクトースフリーの牛乳を始め、ヨーグルト、生クリーム、バター、チーズ、クリームチーズ、チョコーレートなどパッケージには『Laktosfri』の表示が付いています。
豊富に取り揃うスウェーデンのスーパー
( 出典:Fancycrave.com )
スウェーデンのスーパーマーケットでは、牛乳・ヨーグルト等の乳製品コーナーとは別の場所に通常の乳製品コーナーと同等の規模の『ラクトースフリー&ベジタリアンコーナー』があります。
離れて置いてあるのは間違って買わないようにと言う配慮ですね。
普段はラクトースフリーの牛乳を飲んでいる筆者ですが、普通の牛乳もラクトースフリーの牛乳を飲まない友人宅では飲んだりします。
スウェーデンではフィカにコーヒーを飲みますからね。量は多くないのでお腹を壊すことはあまりません。
ただし、アイスクリームは必ずお腹を壊してしまいます。
スウェーデン人はアイスが大好きで、夏の暑い日ともなると日差しの下でアイスを食べているスウェーデン人が大量発生します。
アイスも乳製品ですので『ラクトースフリー(Laktosfri)』の製品があるんですが、お気に入りのアイスは普通の牛乳で出来ているので、食べる度にお腹が張ってトイレに篭る羽目になっていました。
それ以降はラクトースフリーではないアイスには注意しています。
日本のラクトースフリー製品と代替品
( 出典:rawpixel.com )
日本でもラクトースフリーの乳製品が増えて来ましたよね。豆乳製品のバリエーションも増えた気がします。
ですが、筆者が日本にいた頃は普通の牛乳を飲んでいましたし、知識もありませんでしたので、あまり“乳糖云々”を気にしたこともはなく、筆者同様“気にならない”日本人の方が多いように思います。
ですので、今後日本でラクトースフリーの製品が増えて行くかどうかは疑問ですが、食物アレルギーも増えている現代です。
以前は普通に食べられていた食べ物に急にアレルギー症状が出る人もいます。
口にするものに気をつけなければならない人が多くなって来ている時代ですから、日本でも選択肢が増えて行くと良いですよね。
最後までお読みくださりありがとうございます(°´ ˘ `°)/
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